こんにちは。幕別町で自費リハビリ「トトノイ」を運営しております。
今回は、高齢のご家族と一緒に買い物に行きたいと思っているご家族・介護者の方に向けてお伝えします。
「昔は一緒によくスーパーに行っていたのに、最近は足腰が弱くて連れていけない」「車椅子があれば行けるかな、でも不安」「どんな道具を使えばいいかわからない」——そんなお悩みをよく耳にします。
家族と一緒にスーパーで買い物をする。好きな食材を自分で選ぶ。旬のものを見て季節を感じる——これは、高齢者にとって生活の喜びそのものです。適切な道具と少しの工夫で、その喜びを取り戻すことができます。
なぜスーパーへの外出が難しくなるのか
足腰が弱ってくると、スーパーへの外出にはいくつかのハードルが生じます。
駐車場から入口までの距離・店内の広さ・長時間の立ち歩き・重い荷物の持ち運び——これらが重なることで、「行きたいけど無理」という状況が生まれます。また、人混みや床の滑りやすさ・段差・混雑時の人の流れなど、スーパー特有の環境も高齢者には負担になることがあります。
しかし、こうしたハードルは適切な移動補助具を選ぶことで大きく下げられます。
移動補助具の選び方
● 歩行器
まだ自分の足で歩けるが、長距離や長時間の歩行に不安がある方には歩行器がおすすめです。体重を支えながら歩けるため、疲れにくく安定した歩行が可能になります。
スーパーで使う場合は、キャスター付きの歩行車タイプが便利です。押して歩けるため、荷物をバスケットに入れて運べます。休憩用の座面がついているタイプも多く、疲れたときにすぐ座れる点が安心です。
注意点は、店内が混雑しているときにスペースを取りやすいことです。比較的空いている時間帯(平日の午前中など)を選んで外出すると快適に使えます。
● 車椅子
長距離の歩行が難しい方・立っているだけで疲れてしまう方には車椅子が向いています。ご家族が押す介助用車椅子と、本人が自分で動かす自走用車椅子があります。
スーパーでの買い物では、介助用車椅子が使いやすいケースが多いです。ご家族が押しながら一緒に売り場を回ることで、本人が商品を手に取って選べます。「自分で選ぶ」という行為が、買い物の喜びにつながります。
車椅子を使う場合は、事前にスーパーのバリアフリー設備(スロープの有無・多目的トイレの場所・エレベーターの位置)を確認しておくと安心です。
● シルバーカー(手押し車)
比較的自立度が高く、少しの補助があれば歩ける方には、シルバーカーが適しています。見た目がシンプルで抵抗感が少なく、荷物入れがついているため買い物袋を入れて運べます。ただし、シルバーカーは体重をかけすぎると前に進みすぎてしまう特性があります。正しい使い方を事前に確認し、急な傾斜がある場所では特に注意が必要です。
スーパーのショッピングカートを上手に使う
実は、スーパーのショッピングカートは高齢者にとって非常に優れた移動補助具になります。
カートの持ち手を両手でしっかり握ることで体重が分散され、歩行が安定します。荷物をカートに入れることで、手に荷物を持たずに歩けます。疲れたときにカートにもたれながら休めるのも大きなメリットです。
カートを使う際のポイント
カートは前傾みになりすぎないよう、背筋を伸ばして持ち手を握ることが大切です。前かがみになってカートを押す姿勢は、腰への負担が大きくなります。「カートを引くのではなく、カートと一緒に歩く」イメージで使いましょう。
また、大型カートの方が安定感があり使いやすいケースが多いです。小さいカゴを持ち歩くより、大型カートに荷物を入れてゆっくり押して歩く方が、体への負担がずっと少なくなります。
最近は座れるショッピングカートを導入しているスーパーも増えています。疲れたときにカートの座面に腰かけて休めるタイプで、高齢者には特に助かる設備です。事前に近隣のスーパーに確認してみてください。
家族と買い物を楽しむための工夫
混雑を避けた時間帯を選ぶ
週末や夕方の混雑時は、人の流れが速く高齢者には負担が大きくなります。平日の午前中・開店直後などの比較的空いている時間帯を選ぶと、ゆっくり買い物できます。
「全部一緒に回る」にこだわらない
広いスーパーを全部歩き回るのは体力的に大変です。「今日は野菜売り場だけ一緒に見る」「本人が好きな食材コーナーだけ選んでもらう」といった形で、無理のない範囲で関わってもらうことが長続きのコツです。
本人が「選ぶ」場面を作る
介助者がすべて選んでしまうのではなく、「これとこれどっちがいい?」「今日は何が食べたい?」と本人に選んでもらう場面を作りましょう。自分で選ぶという行為が、認知機能の維持・意欲の向上につながります。
休憩場所を確認しておく
イートインコーナーやベンチのある場所を事前に確認しておきましょう。疲れたらすぐ座れる場所があるとわかっていると、本人も安心して外出できます。
体づくりも並行して進めましょう
道具と工夫で外出のハードルを下げることと並行して、体の機能を維持・向上させることも大切です。
スーパーでの買い物に必要な体力——立ち続ける力・ゆっくり歩き続ける力・周囲に気を配りながら動く力——は、日頃からの筋力訓練とバランス練習で維持できます。
自費リハビリ「トトノイ」では、「また家族と買い物に行きたい」という目標に向けて、歩行改善・バランス訓練・持久力向上のリハビリをご自宅への訪問で提供しています。移動補助具の選び方や使い方のアドバイスも行っていますので、お気軽にご相談ください。幕別町を中心に訪問対応していますので、外出が難しい方もどうぞ。
まとめ
歩行器・車椅子・シルバーカー・ショッピングカートを上手に活用することで、足腰が弱った高齢者でも家族と一緒にスーパーで買い物を楽しめます。混雑を避けた時間帯を選び、本人が「選ぶ」場面を作り、無理のない範囲で関わってもらうことが長続きのコツです。体づくりも並行して進めながら、大切なご家族との買い物の時間を取り戻しましょう。
自費リハビリ トトノイ
住所:北海道中川郡幕別町
電話番号:080-2227-0195
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