「洗濯物を干しに行くだけで転んだ」その危険、気づいていますか?

query_builder 2026/06/15

こんにちは。幕別町で自費リハビリ「トトノイ」を運営しております。

今回は、意外と見落とされがちな日常動作の危険についてお話しします。テーマは「洗濯物干し」です。

「洗濯くらい大丈夫でしょ」と思っていませんか?実は、洗濯カゴを持って移動する動作は、高齢者にとって転倒リスクが集中する危険な作業のひとつです。ご家族や介護者の方にぜひ知っておいていただきたい内容です。

なぜ洗濯物干しが危険なのか

洗濯物干しの一連の動作を細かく見てみましょう。

洗濯機から濡れた洗濯物を取り出す、カゴに入れる、カゴを持って干す場所まで移動する、物干しに洗濯物をひとつひとつ干す——一見シンプルに見えますが、この中に複数の転倒リスクが潜んでいます。

特に危険なのが、洗濯カゴを両手で抱えての移動です。

洗濯カゴを両手で抱えると、前が見えにくくなります。足元の段差や障害物が確認できない状態で歩くことになり、わずかな段差でも簡単につまずいてしまいます。また、カゴの重さで体の重心が前方にずれ、バランスが崩れやすくなります。濡れた洗濯物が入ったカゴは想像以上に重く、体幹への負担も大きくなります。

さらに、洗濯は毎日行う作業です。「今日も大丈夫だった」という成功体験の積み重ねが油断につながり、ある日突然つまずいて転倒——という事故が実際に多く起きています。

家の中の段差、どこに潜んでいる?

洗濯カゴを持って移動するルートに、どんな段差・障害物があるか確認してみてください。

洗面所・脱衣所の出入り口の敷居は、2〜3cmの段差があることが多く、カゴを持った状態では足が引っかかりやすい場所です。廊下とリビングの境目も同様に段差があるケースが多く、注意が必要です。また、床に置いたマットのめくれ・コード類・置きっぱなしの荷物も、視界がふさがった状態では大きな転倒リスクになります。

ベランダや縁側に干す場合は、室内から屋外への段差も要注意です。特に北海道の冬は、外への出入り口付近が凍結していることもあり、洗濯物干しは季節を問わず危険が伴います。

「うちは段差なんてない」と思っていても、実際に洗濯動作のルートを歩いてみると、気づいていなかった段差や障害物が見つかることがよくあります。ぜひ一度、ご家族のお宅の洗濯動線を確認してみてください。

転倒を防ぐための環境調整

まず取り組みたいのが、住環境の見直しです。大がかりなリフォームをしなくても、少しの工夫で危険を大きく減らすことができます。

● 段差をなくす・目立たせる

敷居の段差には、スロープ状のバリアフリー部材を取り付けることで段差をなだらかにできます。ホームセンターや介護用品店で手軽に入手できます。段差をなくせない場合は、目立つ色のテープを貼って「ここに段差がある」と視覚的にわかるようにしましょう。

● 洗濯動線上の障害物を整理する

洗濯カゴを持って移動するルート上に、コード・マット・荷物などの障害物がないか定期的に確認しましょう。特にマットのめくれは見落としがちです。滑り止め加工のないマットは思い切って撤去することも有効です。

● 洗濯カゴをキャスター付きのものに替える

持ち運ぶ必要がなくなるキャスター付きの洗濯カゴに替えるだけで、移動中の転倒リスクが大幅に減ります。両手が空くため、壁や手すりに手をつきながら移動できるようになります。

● 手すりを設置する

洗濯動線上の壁に手すりを設置することも効果的です。特に脱衣所の出口・廊下の途中・ベランダへの出入り口付近は優先的に検討してみてください。

環境を整えるだけでは不十分。体づくりも必要です

住環境を整えることはとても大切ですが、それだけでは転倒予防は不十分です。

「なぜつまずくのか」を考えると、足が十分に上がっていない・バランスが崩れたときに立て直せない・とっさに体が反応できないといった、体の機能低下が根本にあることがほとんどです。

特に重要なのがバランス感覚の維持・向上です。

バランス感覚は、筋力・関節の感覚・視覚・前庭感覚(耳の働き)が組み合わさって成り立っています。加齢とともにこれらが低下すると、少しの乱れでも体が立て直せなくなります。

バランス感覚を鍛えるリハビリとしては、立った状態での重心移動練習・片足立ち訓練・不安定な面の上でのバランス練習などがあります。また、足首・膝・股関節の筋力強化も、安定した歩行とバランス維持に欠かせません。

「最近つまずくことが増えた」「足が上がりにくくなった気がする」そうした変化のサインを見逃さず、早めにリハビリで対応することが大切です。

トトノイにできること

自費リハビリ「トトノイ」では、転倒予防に向けたバランス訓練・筋力強化・歩行改善をご自宅への訪問リハビリで提供しています。

さらに、実際の生活環境を確認しながら「どこに転倒リスクがあるか」「どんな環境調整が必要か」を一緒に考えるアドバイスも行っています。洗濯動線のチェックも、訪問リハビリの中で対応できます。

「親がつまずくことが増えて心配」「転倒する前に対策したい」そうお考えのご家族の方は、ぜひ一度ご相談ください。幕別町を中心に訪問対応していますので、外出が難しい方もお気軽にどうぞ。

まとめ

洗濯カゴを持っての移動は、前が見えない・重心がずれる・毎日繰り返すという点で、転倒リスクが高い動作です。段差の解消・障害物の整理・キャスター付きカゴへの変更といった環境調整と、バランス感覚・筋力を鍛える体づくりの両輪で、転倒を予防しましょう。

「転んでから対策する」では遅すぎます。大切なご家族が安心して毎日の洗濯を続けられるよう、今日から一歩踏み出してみてください。


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自費リハビリ トトノイ

住所:北海道中川郡幕別町

電話番号:080-2227-0195

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