家の中での移動を安全に。在宅で使う「歩行器」の種類と、身体に合わせた選び方のポイント

query_builder 2026/04/07

1. 「歩行器」を選ぶ前に知っておきたいこと

幕別・帯広エリアの住宅は、玄関の段差やリビングの広さなど、一軒一軒環境が異なります。

「近所の人が使っているから」という理由だけで選んでしまうと、逆に使いにくかったり、転倒の原因になったりすることもあります。

大切なのは、ご自身の「支える力」と「住環境」に合わせることです。

2. 在宅でよく使われる3つのタイプ

① 固定型歩行器(持ち上げ型)

四本の脚に車輪がついていないタイプです。

• 特徴: 自分の力で一度持ち上げて前に出し、体重をかけてから一歩進みます。

• メリット: 非常に安定性が高く、立ち上がりの際の支えとしても優秀です。

• 向いている方: 足元のふらつきが強く、車輪がついていると勝手に進んでしまって怖いと感じる方。

② 前輪付き歩行器(ピックアップ型)

前側の二本の脚に車輪、後ろ側がストッパーになっているタイプです。

• 特徴: 持ち上げる必要がなく、少し前に押し出すようにして進みます。

• メリット: 固定型よりもスムーズに前進でき、後ろ脚がブレーキの役割を果たすため、スピードが出すぎるのを防げます。

• 向いている方: 持ち上げる筋力が少し不安だけれど、スムーズに歩きたい方。

③ 四輪歩行器(歩行車・シルバーカー)

四本すべての脚に車輪がついているタイプです。

• 特徴: 軽い力でスイスイと動かすことができます。

• メリット: 外出用として馴染みがありますが、最近は小回りのきく「屋内専用」のスリムなタイプも増えています。

• 向いている方: 足取りは比較的しっかりしているけれど、ふらつきを予防したい方や、座面付きで途中で休憩したい方。

3. 作業療法士がチェックする「適合」の視点

病院の整形外科や脳神経内科では、患者様の歩行を分析し、最適な一台を選定します。自費リハビリでご自宅に伺う際も、以下のポイントを重視してアドバイスしています。

• ハンドルの高さ: ちょうど手首のしわのあたりにハンドルが来ると、腕の力を効率よく支えに使えます。

• ブレーキの操作性: 手の握力が弱まっていないか、瞬時にブレーキをかけられるかを確認します。

• 小回りの性能: 十勝の冬、ベタ雪などで外に出られない時期は、家の中の廊下やトイレの前でしっかり回転できるサイズかどうかが重要です。

4. ネットで調べている前向きなご家族様へ

最近は、80代、90代のご本人だけでなく、離れて暮らすご家族がスマホで「親に合う歩行器」を熱心に調べ、SNSやホームページから私にご相談いただくケースが増えています。

「カタログを見たけれど、どれが今の母に合うのかわからない」

「一度買ったけれど、結局使わずに置物になっている」

そんな失敗を防ぐために、実際に生活する場所で「歩きのクセ」を拝見し、環境に合わせた一台を一緒に選定し、使い方の練習(動作の再構築)を行います。

5. 結びに:歩行器は「自由を広げる道具」です

「歩行器を使うのは、足腰が弱った証拠で格好悪い」

そう思われる方もいらっしゃいますが、私はそうは思いません。歩行器は、一歩踏み出す勇気を支え、行きたい場所へ行くための「自由の翼」です。

幕別・帯広エリアで、家の中の移動に不安を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの身体と住まいに最適な一台を、専門職の視点で見つけ出します。



----------------------------------------------------------------------

自費リハビリ トトノイ

住所:北海道中川郡幕別町

電話番号:080-2227-0195

----------------------------------------------------------------------
aun30 (1)